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特殊銘柄
■低ケン化PVOH

□ゴーセファイマー®LWシリーズ
ゴーセファイマーLWは、親水性・親アルコール性を有する、低ケン化度PVOHです。
これまで、ケン化度35モル % 〜60モル % の低ケン化度PVOHは、ホットメルト用樹脂、塩ビ懸濁重合用分散助剤、接着剤、コーティング剤、バインダー、粘着剤等の多種の用途に使用されてきました。上記のケン化度領域の低ケン化度ポバールは、通常水に不溶である為、樹脂の取り扱い性や用途展開に制約がありました。しかしながら、ゴーセファイマーLWでは低ケン化度ポバールの本来の疎水性を損なうこと無く、水溶液としても取り扱うことが可能となりました。



品種と規格
グレード
ケン化度
(mol % )
粘度
(mPa・s)
商品形態
LW-100
39.0〜46.0
1000〜2000
39〜41%水溶液
LW-200
46.0〜53.0
500〜2000
LW-300
53.0〜60.0
500〜2000
注)
1)
粘度は、39〜41 % 水溶液を測定。25℃。




特徴
種々の水溶液樹脂濃度に於けるゴーセファイマーLWの曇点挙動
  樹脂濃度5 % 〜40 % の範囲で、水溶液中での曇点挙動の評価を行いました。
積分球式濁度計(三菱化学製)を用いて1℃/分の昇温速度で行い、水溶液中でPVOHの凝集/析出が開始する温度を測定しました。

LWの水溶液濃度と曇点の関係



ゴーセファイマーLWの溶液状態
  ゴーセファイマーLWの水溶液(LW-100〜300)を30℃で放置した場合の溶液状態(析出物の有り、無し)の濃度依存性を測定しました。

ゴーセファイマーLWの特徴水溶液を30℃で放置した場合の溶液状態の樹脂濃度依存性

ケン化度により異なりますが、比較的濃度の高い領域では、安定な水溶液の状態を示しており、水溶液濃度が低下するに従い、析出してきます。




水、メタノール中での粘度挙動
  BROOKFIELD型粘度計を用いて、25℃下の40 % 水溶液及び40 % メタノール溶液の粘度挙動を測定しました。

ケン化度と溶液粘度の関係



各種液体に対する溶解性/吸液性
  ゴーセファイマーLWは、分子構造中に親水部と疎水部とを有しており、水、メタノール、エタノール、アセトン、エチレングリコール、DMSO、トリクロロエチレン等の各極性有機溶媒に対して溶解性又は吸液性を示すことができます。


各種液体に対するゴーセファイマー(R)LWの溶解性/吸液性
溶媒
溶解度パラメーター
(cal・cm-3)1/2
溶解性/吸液性
LW-100
LW-200
LW-300
n-ヘキサン
7.423
×
×
×
シクロヘキサン
8.182
×
×
×
1,1,1-トリクロルエタン
8.544
×
×
×
トルエン
8.907
×
×
×
メチルエチルケトン
9.038
シクロヘキサノン
9.255
テトラヒドロフラン
9.317
トリクロロエチレン
9.35
×
アセトン
9.712
1,2-ジクロルエタン
9.910
ピリジン
10.58
アセトニトリル
11.80
エタノール
12.9
DMSO
13.0
メタノール
14.5
エチレングリコール
14.5
注) ◎:完全溶解 ○:殆ど溶解 △:膨潤(吸液) ×:殆ど吸液出来ない
◆LWは、メタノール、エタノール、アセトン、エチレングリコール、DMSO等の溶媒
(SP値23.4〜8.5程度の範囲)に対しても溶解性又は吸液性を発揮します。




ゴーセファイマーLWのTg
 
品種
ケン化度
モル%
Tg(℃)
水分0 %
Tg(℃)
20℃、65 % RH
Tm(℃)
LW-100
43.1
-0.5
-13.4
-
LW-300
56.3
1.6
-12.9
-
LL-02
47.3
42.9
未測定
-
注)
1)
測定条件:DSCで測定(昇温速度、降温速度:10℃/min)
 
2)
LL-02は未変性低ケン化度PVOH(重合度:約250)




ゴーセファイマーLWの排水負荷
 
品種
COD
(mg/kg)×104
BOD5
(mg/kg)×102
LW-100
80
110
LW-300
77
180
ゴーセノール(一般PVOH)
60〜100
50〜100
注)
1)
測定条件:COD(Mw) JIS K0102-17(1998)
BOD5 JIS K0102-21/32.3(1998)
 
2)
測  定:計量証明事業登録 大阪府第10013号 大阪環境技術センター