生分解性バリア包材

生分解性バリア包材の材料としてのニチゴーGポリマー™

ニチゴーGポリマー™を中間バリア層に用い、ポリ乳酸(PLA)やポリブチレンサクシネート(PBS)などの生分解性樹脂ならびに弊社開発の生分解性接着樹脂を組み合わせることにより、すべて生分解性の材料でバリア包装材料を設計できます。

ニチゴーGポリマー™は、生分解性バリア包材の中間層(バリア層)として以下の写真のように使用されます。

生分解性ガスバリア包装の材料にニチゴーGポリマー™を用いる際の推奨グレード

生分解性ガスバリア包装の材料にニチゴーGポリマー™を用いる場合、推奨するグレードと対応品種・MFR・OTRは下表の通りです。また、生分解性接着樹脂についても対応品種とMFRについても示しています。すべてのグレードにおいて食品用包装材料として推奨されます。

特徴品種

MFR 1)
(g/10min)

OTR 2)
(oc 30µm/㎡ day atm)

基本グレードBVE8049P4.30.4
高流動グレードAVE8077P300.4
柔軟性グレードOKS-8074P3.50.5
生分解性接着樹脂BTR8002P≦5

1):2,160gf 210℃
2):23℃, 65%RH
OKS;開発品

上記数値は、代表値であり、保証値ではありません。

ニチゴーGポリマー™の生分解性

ニチゴーGポリマー™のBVE8049P、AVE8077P、OKS-8074P及び生分解性接着樹脂BTR8002Pは、欧州基準の生分解性認証「OK compost」及び米国基準の生分解性認証を取得しています。

多層容器の酸素透過度

多層容器の材料用途におけるニチゴーGポリマー™の酸素透過度は、下表の通りです。

層構成(µm)

OTR(cc/tray day air)
23℃,inner 85%RH,
outer 50%RH

PLA/BTR8002P/ニチゴーGポリマー™ BVE8049P/BTR8002P/PLA93/9/9/9/930.001