紙加工

紙加工での使用用途をご紹介します。

紙加工におけるゴーセノール™の使用例

ゴーセノール™は紙の表面加工樹脂として、紙加工において幅広く利用されています。例えば、表面塗工(洋紙、板紙)や特殊紙(感熱記録紙、インクジェット用紙、離型紙)に使用されます。

品種によりさまざまな特性があり、紙に塗工することで特性を付与できます。

下図のように、ゴーセノール™はさまざまな紙加工用途でご使用いただけます。
(紙加工における使用用途と特性、当社が提供する推奨品種を記載しております)

用途特性ゴーセノール™
ゴーセネックス™ 推奨品種
コート原紙ブリスター強度、Z軸強度、流動性T-330H, N-300
印画原紙紙力強度、サイズ度T-330H, N-300
難燃紙接着強度、相溶性、離型性T-330H, N-300
紙幣耐折强度、紙力強度T-330H, N-300
離型紙バリア性T-350, T-330, GH-17R, N-300
カップ原紙バリア性、接着強度T-350. T-330
ライナー表面強度、ケバ防止、表面光沢、
離型性
N-300
白板紙表面強度、ケバ防止、表面光沢、
離型性
N-300
感熱記録紙染料分散性、顕色剤分散性L-3266, GL-03
接着力GL-05
耐水性、耐可塑性Z-200, Z-100, Z-300,
Z-410, T-350, T-330
インクジェット用紙光沢性、インク吸収性、耐候性、
インク定着性
K-434, Z-320, NK-05R

 

紙加工で期待されるゴーセノール™の効果

ゴーセノール™は例えば紙力の強度や印刷適性を向上させたり、紙に平滑性や表面光沢を付与したりできます。

ゴーセノール™の紙加工で期待される具体的な効果は以下の通りです。

(a) 強度の向上
・表面強度(印刷適性)
・Z軸強度(紙層内部強度)
・耐折強度
・耐磨耗性

(b)平滑性の向上

(c)表面光沢の向上

(d)耐油、耐溶剤性の向上

耐油、耐溶剤性を向上させて下の写真のようなものをつくることができます。

紙加工用途の例紙加工用途の例①

ゴーセノール™の使用用途については、以下の記事でも解説しています。

ゴーセノール™の塩ビ懸濁重合分散剤用途:URL
ゴーセノール™の乳化剤用途:URL
ゴーセノール™の接着・バインダー用途:URL
ゴーセノール™のそのほかの使用用途:URL